2026年5月、PSAのバリュー系プラン全停止というニュースが業界を揺るがしました。「PSA10が手に入りにくくなる」という見方が広がる一方で、実際の市場では逆の現象が起きています。今回はその背景と、今後の市場への影響を管理人目線で考察します。

⚠️ この記事は管理人の個人的な考察です。投資・購入判断の参考にする場合は自己責任でお願いします。

まず時系列を整理する

5月14日

PSA Japanがバリュー・バルク・バリュープラス・バリューマックスの受付停止を発表。バリューのみ受付継続(160営業日)。

5月14日〜28日

PSA公式の発表によると提出数が20%増、バックログが約160万枚追加で増加。

5月28日

PSA本社がバリューバルク・バリュー・バリュープラス・バリューマックスの4サービス全停止を発表。バックログは約1000万枚に。

注目すべきは、14日にバルク・プラス・マックスが止まったことで「残された最後の安価プランであるバリューへの駆け込み」が大量発生し、その結果28日にバリューも止まったという流れです。PSAのキャパを超えるほど需要が強かったということを意味しています。

「PSAが受付停止したから提出が減った」ではなく、「PSAが受付停止したら提出が増えた」という現象が起きました。少なくとも2026年5月時点では鑑定需要は全く冷えていないと読めます。

今後の市場予想

予想①

2026年秋〜冬にPSA10が大量放出される

現在PSAには約1000万枚の未処理在庫があります。5月の駆け込み提出分が今後数か月かけて返却されるため、秋〜冬にかけてPSA10の供給ラッシュが来る可能性があります。「PSA停止=PSA10不足」ではなく、まず先に供給爆発が来るというシナリオです。

予想②

モダンカードは一時的に値下がる可能性

特に絶版になっていない最近のカードは注意が必要です。「停止前に出そう」という心理で大量提出されている可能性が高く、秋頃に出品ラッシュが重なれば供給増で価格が押される展開も十分あり得ます。

予想③

低POP・高POPの差がさらに広がる

今回の駆け込み提出で人気カードのPOP数はさらに増加します。もともと高POPだったカードはさらに供給が増え、低POPカードとの希少性の差が明確になっていくでしょう。長期目線ではPOP管理の重要性が増します。

予想④

供給が波打つ市場が続く

PSAはバックログを500万枚まで減らしたら再開を目指すと説明しています。再開後はまた大量提出が発生するため、今後1年程度は「供給爆発→受付停止→また供給爆発」という波打つ市場になる可能性があります。

駆け込みで何が提出されたか

価格への影響を考える上で重要なのが、「提出者が何を選んで送ったか」です。140〜160営業日という長納期でも送った人は、半年待っても利益が出ると判断したカードを選んでいるはずです。

提出比率が高いと予想されるのは人気SARやピカチュウ、リザードン、リーリエ系など海外需要の高いカードです。逆に微妙なカードは提出が少なく、カードごとに結果が大きく変わってくるでしょう。

管理人まとめ 今回のPSAバリュー停止騒動を「PSA鑑定品市場の弱さ」として解釈するのは間違いだと思います。むしろキャパを超えるほど需要が強いというシグナルです。短期(2026年秋〜冬)は供給増圧力のほうが強く、その後に受付停止の影響がじわじわ効いてくるシナリオが最も現実的ではないでしょうか。

※この記事は管理人の個人的な考察であり、価格や市場動向を保証するものではありません。投資・購入判断はご自身の責任でお願いします。

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